2021/1/17
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ひとり稽古 |
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COVID19による緊急事態宣言発令でお稽古は中止。 庭の椿も梅もちょうどいい具合に蕾が膨らみ始めたので床に飾り、 茶事では失敗した誰か袖棚で薄茶を点ててみました。 花は白玉椿と紅梅.お菓子は寒紅梅、 昨日と今日は大学入試共通テストの日、 北野天満宮近くの老松のお菓子は ちょうどよかったのかもしれません。 軸は『松樹千年翠』 釜は繰り口のお釜で箱の裏には書付がありました。 釜肌がつやつやしています。 棚は誰か袖棚。炉でのみ使います。 台子と同様棚の前に道具を置きます。 水指は高取八仙作のひし形。 棗は一人でいただくので小さい曙棗にしました。 茶碗は永樂善五郎で銘は『寒中おしどり』。 茶杓は井口海仙作で銘は『冬ごもり』 今日はことのほか暖かく障子越しに入る日差しに春の気配を感じました。 それでもまだまだ1月、お釜から立ち上る湯気に寒さを忘れ、 ゆっくりと薄茶をいただきました。 早く皆さんとご一緒にお茶を楽しみたいです。 |
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